自分で車検を通す方法。検査コースでの受検方法のすべてがこれでわかる(バイク編)

ここまで読んでくださった方はおそらく、これまでの流れは理解していただけると思いますが、ここで、いきなりこのページにジャンプしてくださった方に、これまでの流れを記載したページのリンクを張っておきます。参照してください。

それでは、受検受付(4番窓口)の時に指定された二輪コースの前にバイクを止めます。

左から6番目が「二輪コース」です。ちょっと小さくて見にくいですが、少しだけ拡大してみてください。

右図のような感じでコース図がありますので間違いようもないです。

ただ、ヘルメットやリュックを置く場所がありませんでしたので、そこらへんの草むらに置いて受検しました。置き場の設置を要望したいですね。

上の写真にあるように普通車等は車列ができていました。まぁ、予約制ですので時間内に終わる分しか並んでないと思います。バイクは私1台のみでした。

コース前にバイクを止めました。まだシャッターおりてますが、コース左の柱に「注意事項」を記載した看板があります。

記載内容はさておき、しっかりと「撮影禁止」と書かれていました。コース内の様子は撮影できずに、以下の説明にも写真はほとんどありません。すいません。

ガラガラーーっとシャッターが開いて、どこからか検査官が登場しました。「おはようございます。ユーザー車検です。よろしくお願いいたします」と新入社員のようにご挨拶しました。検査官に書類一式(受付の時に4番窓口に提出・受取をしたもの)を手渡します

スポンサーリンク

同一性、灯火類の検査

検査コースに入る前に、灯火類等の検査です。
車台番号やマフラーの規格、騒音レベル等については検査官が私の知らぬ間に行っているようです。ボルトナットの緩みについても検査している様子はありませんでした。

まぁ、私のバイクはほぼノーマル仕様なので検査に落ちようもないですので気にしてません、、、

検査官が一通り見終わったあと、エンジンをかけるよう指示がありました。

エンジンをかけると検査官が車両の前に立って、ヘッドライト点けてください、ハイビーム、ホーン、右ウィンカー、左ー、と指示がありましたのでその通りにして、続いて検査官が車両の後方に回って、尾灯、前ブレーキ、後ろー、右ウィンカー、左ー、と指示通りに操作して、灯火類の点検は終了です。

ハンドルロックの点検、寸法の測定はしなかったと思います。スピードメーターをみて走行距離は確認されました。

もちろん、不具合もなく合格できましたが、万が一、不具合があればそのまま修理等して再度検査を受けなければなりません。(ヘッドライト以外の不具合は、すべての検査が終了した後の再検査になるかと思います。)

検査官が私の近くにきて、「補助員付けましょうか?」と聞いてくれましたので、「はい、よろしくお願いいたします」と言って付けてもらいました。車検初心者の私は当然ですが付けてもらいました。補助員の方がいれば、何も考えずに受検できます。

スポンサーリンク

排ガス検査

補助員の方の指示に従って検査コースに入場です。

これ以降の検査はエンジンをかけたままで行います。補助員の方が全て指示してくれますので安心して検査に挑めました。

プローブが置かれている横にボタンがあるらしいですが覚えがありません。コンソールスイッチと呼ばれているようですが、私は何も操作しないままプローブを入れるよう指示がありましたので、きっと補助員の方が押してくれたのだと思います。

排気ガスを検査する「プローブ」という棒がありますので、直近にある電光掲示板の表示で「プローブいれる」の表示に電気がついていることを確認して、プローブをマフラーに入れます。私のバイクは4本マフラーがあるのですが、どのマフラーに入れてもいいようです。

プローブを入れて、電光掲示板を見ると「検査中」の表示に電気が付いていました。特に改造等をしていないので不合格となることはないと自信がありましたが、やはりドキドキするものです。

少しそのまま待っていると、その下にある「プローブをはずす」に電気が付きました。「CO」「HC」の表示の「〇」の欄にも電気がついていましたので、合格です。

電光掲示板の横にある、検査結果記録機に「自動車検査票1」を入れて、検査結果の記録をしました。以後の検査では各項目が終了するたびに、記録しないといけません。用紙の向きを間違えないように気を付けました。もちろん、補助員の方の指示がおりますので、忘れたり、用紙を逆向きに差し込むようなこともありませんでした。

ちなみに、「自動車検査票1」は折り曲げてはいけません。検査前に補助員の方に渡していますのでその心配はないのですが、補助員なしで受検する際には、ちょっと邪魔です。持ったままでは受検できませんので、、、、、

スポンサーリンク

前輪ブレーキ検査

補助員の方の指示に従い、次の検査のためバイクを進めます。

複合検査機と呼ばれる機械の少し手前に「コンソールスイッチ」があります。これはスピード測定が前輪なのか後輪なのか、またヘッドライトが1灯式なのか2灯なのかを選択する機械ですが、これも補助員さんが選択してスイッチを押してくれました。

そのまま補助員の方の指示に従い、複合検査機にあるローラーに前輪を乗せます。「前に進んで前輪をローラーに乗せてください」「モー少し前です、はいオッケーです」ととても親切に指導してくれます。

ローラーに前輪を乗せると、足元にフットスイッチがあります。結構バランスが悪く、またフットスイッチが踏みにくかったりして慣れてないので油断禁物です。

前輪をローラーに乗せたら、エンジンは始動したまま左足でフットスイッチを踏みます。(フットスイッチを踏んでいなければならないのかどうかわからなかったので、踏んだまま検査を受けました。)補助員の方が何から何まで指示をしてくれます。

ギアはニュートラル、前方にある電光掲示板の指示に従って前輪ブレーキを掛けてくださいと補助員の方から指示がありました。

すぐにローラーが回りだしました。車体が少し沈み込みます。バランスを崩さないようにしながら電光掲示板とにらめっこです。電光掲示板の指示に従って、思いっ切りブレーキです。後輪ブレーキも一緒にかけました。

電光掲示板に〇がついていましたので、合格です。続いて補助員の方が「次はローラーに後輪を乗せてください」と指示がありました。

スポンサーリンク

後輪ブレーキ検査

要領は前輪ブレーキの検査と全く同じです。バランス崩さないように、思いっ切りブレーキです。べダルが折れそうなくらい思いっ切り踏み込みました。もちろん合格です。

スポンサーリンク

スピードメータ検査

後輪のブレーキ検査が終了すると、そのままスピードメータの検査です。私のバイクは後輪でスピードメータを動かしているようで、検査員の方の指示で前輪ブレーキ検査が終了した後、後輪のブレーキ検査をしましたが、前輪でスピードメータを動かしているバイクの場合は、前輪ブレーキ検査後のそのままスピードメータの検査をして、その後に後輪のブレーキ検査です。

前後輪どちらの車輪でスピードメータを動かしているのかも知らないようなおっさんでも、ユーザー車検には何ら問題ありません。補助員の方のおかげです

補助員の方の指示で、上記にある「フットスイッチ」を踏んだまま、ギアはニュートラルです。自分のバイクのスピードメータが40㎞になったところで、フットスイッチを離します。私のバイクはデジタルなのですが、それでもちょっと緊張しました。

スピードメータ検査ですが、誤差どのくらいまでが許容範囲なのか知りませんが、とにかく合格です。
続いて光軸検査です。補助員の方の指示で白線が引いてあるところまでバイクを移動させます。

その前に、 検査結果記録機に「自動車検査票1」を入れて、検査結果の記録です。補助員の方が記録してくれますので心配いりませんが、時々忘れる方がいるそうです。

スポンサーリンク

光軸検査

最大の難所と言われる光軸検査です。この検査が一番合格率が悪いそうです。

検査はハイビームで実施です。私のバイクは2灯式なのでロービームを隠して検査をしなければなりません。本来なら自分で何かの紙をガムテープ等で貼り付けてロービームを隠さなければならないと思いますが、私は何もして行きませんでした。

補助員の方の指示でヘッドライトをハイビームにして点灯です。すると補助員の方がブラインドらしきものを手に持ってロービームを隠してくれました。自分でロービームを隠して行かなくても、何も問題ありませんでした。

横から光軸検査の機械が出てきて検査しているようですが、私は何もすることがありません。ただ、合格の合図がでるまでドキドキしているだけです。

光軸検査では、車体をまっすぐに、揺らさないように、がコツのようですが、私はただボーっと跨ったままでしたが合格できました。

すべての項目が合格しましたので、書類を持って総合判定所へGoです。

スポンサーリンク

総合判定へ

すべての検査に合格したことから、書類一式を補助員の方から受け取って、総合判定所に書類提出です。検査コースの片隅に総合判定所があります。職員2名が配置されていましたが、提出した書類を点検するだけで「残りの整備をしてください」と指摘がありましたが、すぐに書類一式が戻り「3番窓口に書類を提出してください」と言われました。

もう、ほぼ終了です。指示に従い、3番窓口に書類提出です。

スポンサーリンク

最終受付

検査コースから、事務棟に戻って、検査受付をした4番窓口の隣の3番窓口に書類一式を提出して待つこと3分程度で、名前が呼ばれました。

新しい車検証、標章が交付されてすべての車検は終了です。

スポンサーリンク

まとめ

ここでは実際の検査の様子を書きました。実際の検査は、1:検査コースに入る前に車両の同一性、灯火類の検査 2:排ガス検査 3:前輪ブレーキ検査 4:後輪ブレーキ検査 5:スピードメータ検査 6:光軸検査 です。

検査はとても緊張しました。でも補助員の方がついてくだされば何も心配することはないとの印象です。

不合格となった項目はありませんでしたが、仮に不合格となった項目があっても、車検場の付近には調整できる工場が沢山ありますし、再受検の要領は補助員の方に質問してもいいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました