ユーザー車検攻略 検査コースでの受検方法のすべて(クルマ編)

さぁ、受検です。いままで、整備したり、予約したり、書類書いたり、受付でお金払ったりの苦労(さして苦労ではないですが、、、、)は全てこのためです。

慌てず、焦らず、臆せず、行きましょう。

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同一性 灯火類の検査

受付の4番窓口で言われたマルチテスターのコースに並びます。

検査場には見取図もあります。少し見にくいですが、で囲った部分がコースです。

2コース、3コースがマルチテスターのコースです。

数台並んでいます。2コースに並びます。どの検査場でも同じと思いますが、ユーザー車検は小型マルチのコースに並びましょう。

インコースの方が有利と、かけっこで学びましたので、2コースを選択です。

順番が来ました。 のところまで車を進めます検査官が来ますので、書類一式を手渡しします

ここでも検査官に「ユーザーです。よろしくお願いいたします。」と丁寧に挨拶です。検査は検査官の主観に頼るところも大きいです。

ここで、同一性、灯火類等の検査です。

検査は、多種にわたります。灯火類はフォグランプを含めて全て検査します。ナンバー灯も検査しますので当日、検査場に来る前に自分で検査しておきましょう。

他、ワイパーはウオッシャ噴射含めて検査です。ホーンも検査します。エンジンルームを開けて車台番号の札見ました。発煙筒。おっさんのハイエースは貨物ですので荷室も見ます。セパレートバーは必須です。

とにかく、考えられるものは全て点検しますので、事前の点検整備が重要となってきます。
時々、全長・全幅・全高を計っている姿も見ます。

検査は検査官の合図に従って行います。頭の上で右を指したら右ウインカー、ワイパー検査も手でバイバイのような合図します。ホーンもです。

とくに後ろの灯火類検査は、声で指示してきます。とても聞き取りにくいのでしっかり聞いていましょう。でも、心配することはありません。聞き取れなくて指示に従えなくても、優しく教えてくれます。

メーターパネルも点検します。シートベルトのランプなんかもきちんと連動しているか、エンジンチェックランプは点灯後に消灯するか、等々です。

検査が終了すると、検査官が「補助員付けましょうか?」と尋ねてきます。遠慮なく「お願いします」と付けてもらいましょう。(車検受付時にユーザーと朱色ハンコを押してもらったのを、検査官が見ます。)今回、おっさんが受検した日はユーザーが多く、補助員は付けてもらえませんでしたが、そういう時は、検査官がマルチテスターの前まで補助してくれます。

マルチテスターは、他の検査官がいますので、何も心配いりません。ゆっくり、落ち着いて受検しましょう。

ここでの点検項目に準じた点検整備は、下記を参照として下さい。

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排気ガス検査

いよいよ検査コースに入ります。最初は、排気ガスの検査です。

検査官の合図に従って、次の停止線まで車を進めます

マルチテスターの検査コースでは、最初に排気ガス検査をします。排ガス検査は、機械で車種を選択して、プローブと呼ばれている棒をマフラーに差し込む、退避場所で待つ、で検査が終わります。

が車種等を選択する機械です。検査官が選択しれくれますので、触りませんでした。

がプローブです。マフラーに入れます。

の位置で退避です。

に結果がでます。結果が出たらプローブを外して元に戻します

に「自動車検査票1」を入れて記録です。

の電光掲示板にまず、このような案内がでます。

で車種等を選択するんですが、検査官が選択しれくれましたので、触りませんでした。

その後、この掲示板に「プローブをいれる」と出ますので、プローブをマフラーに入れます
の位置で退避です。以前はこの退避場はなかったですが、安全の為なのか、、、、初めての体験で理由は分かりません。

プローブを入れると電光掲示板に「検査中」と出ます。しばらく退避していると、
電光掲示板に「CO HC  記録して前進」と出ます。プローブを外して、に「自動車検査票1」を入れて記録します。

排ガス検査はこれで終了です。なんの技もありません。

補助員の方が付いていれば、プローブを入れる作業以外はすべて補助員の方がやってくれます。いなくても検査官が同様にしてくれますので、「ユーザーです」の挨拶がいかに大切かです。

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下廻り検査

排ガス検査が終了したら、下廻りの検査です。

下廻りはこの穴の中に検査官がいます。穴をまたいで前進です。

に前輪を乗せます。

下廻り検査では、地下にいる検査官が車の下をなにやらコンコンと叩いて検査しています。
車検前の点検整備で、足回りの点検をした際、緩み、がた、の点検をしっかりしていれば問題ないと思います。

停止位置に前輪を乗せて停止すると、電光掲示板にこのような指示が出ます。

指示通り待つだけです。

すぐにこのような表示が出ます。指示通りハンドルから手を放して待ちましょう

このとき車が左右に揺れます。何の検査なのかわかりませんが、素人のおっさんは成すすべなく、指示どおりです。

このあと、電光掲示板に指示が出たので前進して次の検査に進んだのですが、おっさんは、検査官の指示に従って前進して、電光掲示板を見ていませんでした。

どんな指示が出たのか、確認もせずにすいません。

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マルチテスターでの検査

いよいよマルチテスターに車を移動させます。

マルチテスターでは、
1 サイドスリップ検査
2 スピードメータ検査
3 光軸検査(ヘッドライト下向き)
4 フットブレーキ、駐車ブレーキ検査

を同じ場所で検査します。

マルチテスターに侵入(前進)

ここからは検査官はついてきてくれません。代わりにテスタ手前に備え付けのスピーカから案内が流れてきます

テスターの一番奥のBOXの中に検査官が座っていて、この検査官が全ての検査を実施します。

じつはこの検査官、優しいのですが強面で、語気も荒いです。おっさん、以前にテスターに侵入するタイミングが悪かったのか、スピードが速すぎたのか、「全然だめだぁ、そんな入り方はだめだぁ」と叱られたことがあります。

電光掲示板の指示と、スピーカーから流れてくる音声をよく聞きましょう。あはは、、、

のスピーカーから検査官の指示が流れてきます。

が「侵入」となったら侵入してもいいです。

それまでは絶対侵入しないように。

のBOXに検査官がいます。

侵入したら、ゆっくりと白線に沿って前進させます。

テスターにはローラーが2列ありますが、黄色線がある奥のローラーに前輪を合わせて停止します。

じつはマルチテスタに侵入する手前にも、車種等を選択する機械があります。

でも、これもおっさんは触ったことありません。多分、特殊な車でない限り、変更する必要はないと思っています。

サイドスリップ検査

電光掲示板に「サイドスリップ検査 ゆっくり前進 黄色の停止線で止まる」と表示されます。

指示に従ってゆっくり前進します。

黄色の停止線で止まるとは、の上に前輪を乗せて止まりますゆっくり乗せましょう。

停止位置のテスタに前輪を乗せて停止する前に、サイドスリップ検査は終了していました。

何もすることはありません。このような検査、万が一不合格となったら、おっさんには手の施しようがありません。

スピードメータ検査

サイドスリップ検査が終了すると、すぐにスピードメータ検査が始まります。電光掲示板をよく見て、指示に従いましょう。(BOX内の検査官も補助的にスピーカーから指示を出します。)

電光掲示板にはまず、「スピードメータ検査 四輪をテスタに乗せる 前進」と出ます。

四輪を乗せると言っても、前輪をテスタに乗せれば後輪は気にすることはありません。テスタが自動で調整しているのかな?

電光掲示板にこの指示が出た時にはもう、たぶん、前輪はテスタに乗ってます。

次に、電光掲示板に「スピードメータ検査 駐車ブレーキをもどす」と出ます。駐車ブレーキ掛けてないですが、念のため確認です。

電光掲示板にはまず、「スピードメータ検査 ゆっくり速度を上げて 40キロでパッシング」と出ます。

指示通り、アクセルを踏んでメーター40キロでパッシングです。

普通に道路を走行するようにアクセルを踏めばいいと思うのですが、ローラーの上を走るってのは、ちょっと感覚が違うように思えて、40キロに達するのに、ちょっと時間かかってしまいました。

更にこの時、次の検査である光軸検査のための機械が、右側から車の前に移動してきます。あれ?スピードメータ検査、まだパッシングしてないけど、、、、と焦ったりしないように。

光軸検査の機械の移動は気にせず、スピードメータ検査に専念しましょう。おっさんのハイエースはアナログメーターなので、ちょっと神経使いました。

スピードメータ検査、合格です。

光軸検査

引き続き光軸検査です。

光軸を図る機械が右側からスライドしてきます。左側ライトから検査です。

電光掲示板には「ヘッドライト検査 ギアをNにする 駐車ブレーキをかける」と指示があります。指示通りです。

次の指示は「ライト下向きにつける」です。指示どおり、下向きにライトつけます

光軸検査はヘッドライトを指示通り下向きに点けるだけで、何もすることはありません

レベライザーがついている車は、一番下にしておきましょう。おっさんのハイエースは「0」の位置にしておかないと不合格となってしまいます。

以前に検査官から「レベライザー上にしてない?一番下にしてよー」って親切にお声がけいただいたことがあります。

光軸検査では、ライトは下向きなのか、上向きなのか、、、、、
平成27年ころまでは上向きの検査を実施していたそうです。

平成10年ころから、自動車各メーカーでは下向きのヘッドライトを基準にして製造しているそうです。(それまでは、道路交通法でライト点灯とは上向きの意味もあって、上向きが基準だったそうです。が、近年は街路灯の普及もあり、上向きで走行する機会が相当少ないのが理由だそうです。)

平成27年ころまでは、全国検査場のほとんどに下向きの検査機械が導入されていなかったことから上向きの検査を実施していたそうですが、現在ではほとんどの検査場で下向きの機械があるので、下向きでの検査を実施しているそうです。

なので、4灯ヘッドライトの車でも、どっちを隠していけばよいのかわかりませんので、別に隠さずに受検すればいいと思います。検査場には、そのためのカバーも置いてあります。

光軸検査は何もすることはありません。

合格率が最も低い検査とも言われていますが、何もすることが出来ませんので、神に祈るのみです。

おっさんは、無事合格です。

光軸検査、おっさんは不合格になったことはないのですが、この検査が不合格となったときには、検査場近くにたくさんあるテスター工場に持って行くと、調整してくれるそうです。

ブレーキ検査

光軸検査が終了すると、機械が元の位置に戻ります。続いてブレーキの検査がすぐに始まります。

最初に「フットブレーキ検査 駐車ブレーキをもどす」と指示がでます。

ローラーがかってに回り始めます。

同時に「フットブレーキ検査 フットブレーキをはなす」と指示がでます。

もちろん、指示どおりです。ちょっとだけ間をおいて、

「フットブレーキ検査 ゆっくりふむ」と指示がでます。

慌てなくて大丈夫です。なにも電光掲示板に指示が出ると同時にブレーキを踏む必要はありません。一呼吸おいて

思いっ切り、フットブレーキを踏みます。これはコツです。ここは電光掲示板には「ゆっくりふむ」と指示がありますが、地球の裏側に届くくらい思いっ切りブレーキを踏み込みます

これは、マルチテスタになる前からの伝統のようなものです。おっさんはいつも思いっ切り踏んで、合格をもらっています。

ブレーキを踏んだら、「フットブレーキ検査 フットブレーキはなす フットブレーキ」と出るまでブレーキを離さずに、、、

見事合格です。


続いて駐車ブレーキ検査です。フットブレーキ同様に指示が出ます。

1 「駐車ブレーキ検査 駐車ブレーキをもどす」と指示が出て、ローラーが回り始めます。
2 「駐車ブレーキ検査 ゆっくりかける」と指示が出ますので、フットブレーキ同様に、思いっ切り引っ張ります。天空に穴が開くくらい思いっ切り引っ張ります。

「駐車ブレーキ検査 駐車ブレーキもどす 駐車ブレーキ」と出るまで駐車ブレーキは戻さずに

見事合格です。

マルチテスタでの検査終了

上記のとおり、サイドスリップ検査、スピードメータ検査、光軸検査、ブレーキ検査でマルチテスタでの検査は終了です。

写真のとおり、「A B S H 前進して記録する」と電光掲示板に出ましたら、の線を越えて停止です。

が記録機械です。

ちなみに、A:サイドスリップ、B:ブレーキ、S:スピードメーター、H:ヘッドライト だったと思います。

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総合判定

すべての検査に合格したことから、書類一式を総合判定所に提出です。

検査コースの隅っこに総合判定所があります。職員2名が配置されていました。書類提出箱に書類一式を入れて待つこと5分程度、名前呼ばれましたので書類を受け取りました。

の部分が検査結果です。すべて合格です。

総合判定所では、⇧ ⇩にある青いハンコを押しただけと思います。

ときどき「残りの整備をしてください」と指摘されることもありますが、そんな時は「はい、わかりました」と答えましょう。検査したのか、してないのかの確認まではしません。

おっさんは言われませんでした。すぐに書類一式が戻り「3番窓口に書類を提出してください」と言われました。

もう、ほぼ終了です。指示に従い、3番窓口に書類提出です。

検査当日の受付については、下記に詳細あるます。参考として下さい

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最終受付

検査コースから、事務棟に戻って、検査受付をした4番窓口の隣の3番窓口に書類一式を提出して待つこと3分程度で、名前が呼ばれました。

新しい車検証、標章が交付されてすべての車検は終了です。

すべては、これのためです。

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おわりに

検査コースでの検査は、灯火類同一性検査、排気ガス検査、下廻り検査、サイドスリップ検査、スピードメータ検査、光軸検査、ブレーキ検査で全てです。

まったくの素人であるおっさんでも、古い車でも、兎にも角にも合格しました。

検査場では、慌てずに、周りを気にせず、臆せず、わからないことは確認したり聞いたりする、ユーザーであることの申告、補助員を付けてもらう、ことが重要です。

記録紙への記録も時々忘れる人がいるようです。落ち着いて一つずつこなしていきましょう。

本ページは、車検合格を保障するものではありませんが、みなさんが、自分で車検を通すための一助になれば、幸いです。

また、本ページは車検を自分で受ける人のために検査コースでの詳細を記載したものです。元ページで、その他車検に必要なことを説明していますので参考として下さい。

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